ラテン車買ったら先ずはこの整備から始めましょう


冒頭にもある様に、整備の第一歩目としてのステージ1メンテナンスの施工は長く乗るなら絶対に抑えておきたい大切な整備です。
見えない電気を整備する事。これは私たちがずっと昔から行っている事です。古くはキャブレータの時代から内容は違えど、基本ルーツとしては今も昔も変わりはありません。ステージ1メンテナンスは、お客様の意識の中に定着し、私たちがご案内をせずともリクエストを頂ける整備の1つです。有り難い事です。

毎日、工場のどこかでこのステージ1メンテナンスが施工されている。と言えば、需要と作業頻度、そしてご新規のお客様が多いという今の現状が見えてきます。
ステージ1メンテナンスに2度目はありませんので、1度施工すればその効果はほぼ半永久的です。(何らかの原因で電気配線に熱を及ばせる事が無ければ)

本日は、695のステージ1メンテナンスを行います。

手に持ったこちらのバッテリターミナルは、アバルト純正のターミナル。そして、奥側に見える真鍮色のターミナルがステージメンテナンスを施工した際に交換するターミナルです。双方共に役割は同じです。バッテリの電力を伝達する為の部品です。異なる点は、バッテリターミナルに対してどれだけ確実に接触できているかと言う点です。

新品の元気なバッテリに、接触面積が小さく抵抗を持った旧いターミナルでは、肩書き上の新品バッテリとなってしまいます。逆に、旧いバッテリであっても確実に接触できるターミナルであれば、バッテリの性能低下は否めないにしてもその性能を確実に使う事が可能となります。
ベストは元気なバッテリに、確実な結線であるのはモチロンの事です。

バッテリターミナルを変更する場合、そこに取り付ける為の電気端子とケーブルの圧着も、おろそかには出来ません。

良質なターミナルを、電動式圧着工具を使い圧着します。これにより、銅線と端子はほぼ一体化され電圧ロスを極限まで減らす事が可能です。

端子のストック及びケーブルストックの一部です。常に大量の電材を用意し、作業をを行います。


地味な作業ですが、効果は絶大です。

第一歩目の整備として、施工をご検討下さい。

Written by Hashimoto

 

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