プジョー406のドライブシャフトオーバーホール
車検整備が進行中の406はドライブシャフトブーツの破れが見つかっており、左右のドライブシャフトを外しオーバーホールを行いました。
右のドライブシャフト内側は完全に破れています
そんな状態で使われていたので水分が混入し、グリスは乳化してしまい潤滑機能が低下し危険な状態となっていました。
アウター側はそこまでひどい状態ではありませんが、グリスの性能は低下していくものですので洗浄しグリスの入れ替えを行います。
こちらは破れていない左側のドライブシャフトですが、バンドを外し分解をしてみるとグリスは入っていますが水分が混入し右側と同様にグリスが乳化していました。開けてみないと解らない箇所の恐ろしさ、左右のドライブシャフトオーバーホールを行ってよかったです。
ブーツが外れたらグリスを取り除き洗浄していきます。
洗浄台で灯油を使いグリス洗い流し、
洗浄器具のトレントに入れ洗浄していくと
驚くほどキレイにグリスを取り除く事が出来ます。
こうしたことで内部の状態もしっかりと点検を行うことが出来ます。
問題がないことが確認出来たら組付けにかかります。
右側の長いドライブシャフトには中間支持部にベアリングがあります。
手で回してみるとガラガラと音をたて回るひどい状態になっていました
プレスを使い新品に入れ替えます。
新しいグリスをしっかりと充填し組付けを行えばドライブシャフトオーバーホール完了です。