今後激増する作業
昔から年に1度程度のサイクルで行う作業でしたが、今後は106の入庫の度に施工する事になりそうな作業です。経年劣化によるヒーターコアからの水漏れの修理には、室内のダッシュボードをごっそりと取り外す必要があります。
エンジンルーム側からはこの部分が確認出来るのみです。
ヒーターホースです。エンジン内を巡る冷却水が、室内のヒータコアに入る為にこの様にウォータホースが取り回されています。
ステアリングホイール・メータパネル・各操作パネル・などなど豊富に取り外す物がありますが、最終的にダッシュボード本体を取り外します。
その後、ヒータボックスを取り出し、ヒータコアを交換することができます。
今回の作業方針は、ラジエタとヒータコアが未交換の車両であったので予防の意味で交換を行ったのですが、コアは既に水漏れを起こしていました。
さらにエンジンルームに突き出すウォータパイプも劣化によりいとも簡単に粉砕しました。ギリギリセーフと言った状況です。
取り出したヒータコアには、水漏れの状況がくっきりと確認出来ます。
各部の組み戻しの前に、取り外した室内パーツをキレイに清掃し、シリコン系のコーティング剤で潤いを与えます。
走行距離は222872キロです。まだまだいける106です。
水廻りのトラブルは、起きた際に自走不可能になる事と、気付かずに走ってしまった場合はオーバーヒートを誘発します。
最悪の場合はエンジンにダメージを残しますので、注意が必要です。
Written by Hashimoto