アライメントでクルマは変わる
豊富な作業の大半を終えたルーテシアは、サスペンションの整備の仕上げとして4輪トータルアライメントの測定・調整を行います。
ここまでの作業をまとめておきます。
1.メンテナンスのスタート
2.ステージ3の中で行うインジェクタノズルのメンテナンス
3.ステージ1メンテナンス
4.タイミングベルトの交換
5.サスペンションの不具合改善
6.ブレーキ系統のメンテナンス
作業は順調に進んでます。
さて、一口にアライメントと言っても、設備があれば誰もが同じ結果をご提供できるわけではないと言う実情をご存知でしょうか。
最終的に重要視する事。それは調整作業を行うのはヒトだという事です。テスターはごまかしの効かないツールです。的確に現状を数値化します。そこで得た情報を、技術とノウハウを駆使しお客様の要望とこちらの提案したい事を混ぜ合わせて解釈し、新たな数値へと変化を付けていく事が重要です。
リヤ側の数値は、直進性にも、旋回性能にも直結します。FF車だからこそリヤの調整値は非常に重要です。
なのですが、残念ながらリヤに調整機構を備える車は非常に少ないです。調整機構が無くとも、出来る限りの調整を行う事でクルマに変化をもたらします。
フロントもモチロン大切です。数値が整えばそれで良しでは無く、サスペンションの特性を理解する事で見えてくる事も沢山あります。
たとえば、ブッシュに掛かるストレス。ストレスを持ったブッシュはニュートラルな動きを実現できません。どこか突っ張った様な硬い動きに繋がります。凝り固まった体では柔軟に動けないのと同じです。
アライメント調整は、整体・骨盤矯正・そしてストレッチ 人間に例えればそんな様な要素を持ちます。
リヤ側数値を見る限り、トーの値が大きく、フロントの旋回性能に悪影響を及ぼすリヤ側数値。
調整機構は無くとも、適正化が可能です。
バランスよく、仕上げる事に意味があります。
乗って変化を感じる事が可能なアライメント調整を心がけています。
楽しい車に仕上げるアライメントをご提供します。
Written by Hashimoto