フルメンテナンス中の106はフロント足回りやブレーキ系統を進めます
トランスミッション&LSDのリペアの為の一部部品待ちの為、サスペンション系統に着手しています。施工内容はハブベアリング・ショックアブソーバ・ストラットマウント・キャリパと、外した部品の全てに手を入れていきます。
ハブベアリングは、プレスに掛け辛く適正な手法に悩みますが画像のツールを入手してからは試行錯誤せずにスムーズな作業が可能になりました。ベアリング交換の為のプレス操作は、一手間違うとキャリパブラケットやサスペンションジョイントにダメージを与えるために注意が必要な作業です。
ベアリングセンターに圧入するドライブフランジは、損傷を受けている事の多い箇所です。価格が5万円近くするので、要交換の場合は出費がかさみます。今回のフランジは再使用が可能な状態でした。
同じビルシュタインで組み替えますが、これまではストロークがノーマルの物を使用していた様ですが、今回はショートストロークに変更します。並べるとその長さの違いが明らかですね。装着されていたスプリングはローダウンスプリングですので、こちらのストロークが適正という事になります。
ハブベアリングのロックリングですが、ベアリング側の角を取っています。
106ベアリングは、シール部に金属が使われており、金属とロックリングの距離感が非常に近いです。少しでもベアリングにガタが生じると、金属同士の擦れ合いが発生し、異音が出ます。
ロックリング端面がベアリングに近いのが分かりますよね。先程の面取りを行うと擦れ合いの予防が可能です。
フロントブレーキキャリパは、純正のシールキットを用いてのリペアを行います。
プジョーは、こういった部品の供給状況が新設です。
まだまだ作業は続きます。
Written by Hashimoto