クラシックミニのメンテナンスのひとこま

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クラシックミニの車検整備を進めています。こちらのミニは、80年代の1000ccのモデルでして、4輪ドラム・10インチ・標準でのセンターメータ装着車両が特徴の現存する個体が非常に少なくなってしまった頃のミニとも言えます。
当社では時折、この手の旧い車も手がけており、現代の車とは違い部品交換で完結させるのでは無く、リペアキットなどをうまく用いながら行う作業が多いことが特徴です。

例えば、ブレーキやクラッチの油圧系統の部品はその代表格とも言えます。
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左から
クラッチレリーズ・シリンダ
クラッチマスタ・シリンダ
ブレーキマスタ・シリンダ
を並べました。
今時は、こういった部品はアッセンブリ交換を行うのですが、この頃は分解・組替えが主となります。
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内部のスチール部品に、消耗や錆びによる影響が及んでいない場合は、内部シールの組み替えで再使用が可能となります。
現代の車とは違い、手間は掛かりますがだからこそ愛着も増すという事ですね。

Written by Hashimoto

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