ルノーカングーは空燃費の適正化に効果のある作業を行います
クラッチや、オルタネータ廻りなどの整備を進めていたカングーの作業も終盤となりました。
最後に着手する項目は、インテークマニホールド廻りの整備です。
このカングーに搭載される、K4M型エンジンはスロットルボディとインマニの接続部に
軽度のエアー吸いが発生し易い事が少々難点です。
インマニとスロットルの接合に、フランジ固定では無くOリングはめ込み式を採用している
事がその原因です。
この部分が、その接合箇所です。
Oリングの交換には、マニホールとスロットルを外す必要がある為各部を分解します。
必要箇所を同時にバラシながら、最後にスロットルを取り出す構造です。
外したスロットルに装着されているOリングは、インマニにはまり込んでいた箇所が
角断面っぽく変形しています。
合せて、スパークプラグの点検を行いました。
プラグの焼け色がすすけています。
Oリングの劣化により、外部よりエアーを吸い、空燃費が薄くなっていた可能性も
考えられます。
イリジウムプラグのギャップを調整し、組み付けます。
狙い通りのフィーリングへと変化する事に期待します。
Written by Hashimoto