フィアット ムルティプラ リフレッシュ作業の開始です。PART.5
フルリフレッシュ進行中のムルティプラの本日の作業は、エンジンマウントの交換からはじめました。
下側に3箇所あるマウントは、全てぶら下がり式で装着されており、劣化の進行に伴いエンジンの装着位置は下がってきます。
保持プレートとゴム部の隙間が違うのは、新品比較すると良く分かります。
マウントの一部が外れると、ドライブシャフトの装着がラクに、かつ正確に行えます。
通常はマウントのアルミウラケットが付いているので、ドライブシャフトの内側のバンドがし辛くなります。
ブラケットが無ければ丸見えになりますので、バンドの取り付けを確実に行えます。
その他2箇所のマウントも交換します。
エンジンマウントは、どんな車でもそうですが、出来れば全数同時交換をオススメします。
1箇所の交換では、振動低減などのマウント交換によって得られる効果を体感しづらいですが、全数を気持ち良く
交換することでマウントの恩恵を感じられる場面が多くなります。
イタリア車を初め、フランス車でも15年以上経過した車はマウントの生産終了というシーンに遭遇しがちです。
あらゆる経路からの入手を行う事で、お客様への不安を拭い、いつまでも乗って頂ける体制を作っています。
Written by Hashimoto