ALFAROMEO ジュリエッタ (アルファロメオ) タイミングベルトの交換 ベルトのヒビが。。。 &ウォータホースジョイントも劣化です
今週はジュリエッタの入庫量が多いのです。こちらのジュリエッタは先日、初回の点検をご依頼頂きましたお車です。
最近はご新規様のお車を、いきなりお預かりさせて頂き見積り~整備を開始するという流れでは無く、事前に初回点検を施工させて頂いたうえで打ち合わせを行い整備の開始とさせて頂いています。
その様にさせて頂くことで、私共とお客様の双方でお車のコンディションの把握が可能となります。
初めて迎える車検整備や、他店購入のUSED CAR の整備も、いったいこの先どの位のコストが必要なのか?誰もが気になる事ですよね。
しっかりとしたご案内をさせて頂きたいので、ご新規様の点検という内容にて点検を行っています。
当社での整備をご希望されるお客様、まずは点検から始めましょう。
(点検には1日のお時間が必要となります。ご予約制となりますのでお電話予約をお願いします。)
さて、本題のタイミングベルトです。
走行距離で考えると、少し早めの時期でしたので悩みましたが施工して良かったです。
カバーを開けてビックリ!ベルトの背に入ったひび割れの量に驚きました。
ビッシビシです。
フィアットやアルファの1.2L1.4Lシリーズは、NA ターボを問わずベルトの寿命は短いです。気を付けましょう。
マルチエアーエンジンですので、ベルト交換の際にはエンジン後部のバキュームポンプを外して、カムシャフトエンドにSSTを取り付けます。
バキュームポンプを外すと、サーモスタットへのアクセスがし易くなりますので、新車から未交換のサーモスタットも交換します。
サーモスタットが交換済みかどうかは、現車を確認すれば直ぐに分かります。
アッパーホースを締めるバンドが増し締めできないタイプの場合は、確実に未交換です。
分解を進めると、劣化で折れやすいウォータホースのコネクタが、見事に折れました。
分かりますか?樹脂の差し込み部分が、ホース内部に残ったままになっています。少しの力を加えただけでこうなりますので、時期が遅ければ走行中に水漏れ。。なんて事も起こりかねません。
カムシャフトエンドと、プラグホールにSSTを取り付け、ベルト交換を行います。
取り外したサーモスタットと、新品のサーモスタット。そして、補修用の樹脂製コネクタです。
この後、エンジンマウントも交換し、組付けを進めます。
マウントについては別の記事にてご紹介します。
Written by Hashimoto