アバルト595 MTA エナペタルダンパーの装着
足回りから発する違和感の点検を始めたのが前回のお話です。フロントダンパー内部のダメージを確認したため、この機会にスプリングレートアップと自由長の変更、それに合わせたダンパーのリセッティングを行いました。
エナペタルより戻ってきたダンパーです。メタル・シャフト・エンドキャップ・バンプラバーを交換し、減衰・ガス圧を変更しました。初めは4キロ220mmのスプリングでしたが、220mmの長さをもってしても理想の車高を得るためには40mmほどのプリロードをかけなければいけなかったので、プリロードをゼロ付近に抑えられる様にスプリングチョイスを行いました。バネがいつも伸びたがる状況はできれば避けたいですので。
自由長は178mm 元々よりも40mm短く、レートアップでゼロプリを目指します。
色々と記載がありますが、レッドポイント仕様のダンパーをエナペタルが作りました。という意味です。
ストラット・トップマウントは SessAスフェリカルアッパーCⅡです。
組み付けを行い、試走・サスペンションテストを行い、車高の確認等までを終えました。
冒頭でも使用した画像ですが、車高はめちゃくちゃ良い狙い通りに打ち出せました。ドライブフィールもレートアップと締まったダンパーなのですが今までよりも乗り心地が良く感じます。やはりスプリングの適正化とダンパーの味付けは大切です。
この後、アライメント作業にて細部を煮詰めます。
Written by Hashimoto