ルーテシア3RS 軽量フライホイールの作業始めました-3
ようやくフライホイールの登場です。フライホイールのタイトルでフライホイールの出番まで随分と時間が経過していますね。フライホイールは当社のオリジナルではなく、イギリスのルノーチューナー「K-TEC Racing」の製品です。組み合わせるクラッチは純正品ですので扱いやすさはノーマルと変わりません。
フライホイールの重量は純正品:6.0K 軽量品:4.4K とその差は1.6Kです。軽量度合いとしては控えめですが、体感度は高いです。もともと高回転に魅力を秘めたエンジンですので、その魅力を更に引き立たせる仕上がりとなります。
当製品には穴あけ加工は施されておらず、素材の見直しと裏側の肉抜きによる軽量化となっています。
ギラギラ・ピカピカがやたらと格好良く見えます。ひょいっと身軽に持ち上がります。馬力アップというよりは全回転域に渡り鋭いレスポンスを実現するため、いつもよりも速いシフトチェンジを強いられるようになります。いわゆるビンビン回るエンジンに仕上がります。
規定トルク+角度による締め付けを行います。
これから増えるであろうクリオ3RSのクラッチ交換の際にいかがでしょうか。確実にお勧め出来るパーツです。この機会にしか組み付けることができませんので、悩むくらいなら付けるべきです。
マスタシリンダとレリーズシリンダも交換です。
マスタシリンダは、ブレーキマスタバックのすぐ傍に装着されています。マスタシリンダの交換難易度は車種により様々です。クリオ3は比較的難易度は低めといえます。こういう所にカーメーカーの優しさを感じ取れます。
レリーズシリンダは必ず交換すべき部品のひとつです。油圧シリンダにベアリングが備わる一体型ですので、非常に重要な部品です。高温時に油圧が破損したり、劣化によりベアリングがダメージを受けることも多々ある部分です。どちらの症状が発生しても走行不能となります。
レリーズシリンダを外した奥にはフロントシールが装着されています。
迷わず交換する部分です。
ここまで来るとテンションが上がってきます。