スパークプラグの加圧試験でトラブルの早期発見です イプシロンーPart3
車検整備を進めるイプシロンです。
スチーム洗車の際の流れでスパークプラグの点検を行いました。
右側が今回使用するイリジウムプラグ
左側は車両から取り外したスパークプラグ
これらのプラグを スパークプラグの単体試験機でテストを行いました。プラグの性能評価は非常に難しく、予防的に交換するには目視での減り、試用期間、焼け具合、などからの判断しかできません。プラグにも寿命はありますので、適性な交換時期を見極めることが大切です。
診断方法は、加圧状態の中で正常なスパークを放つか。これが最も正確なポイントになります。加圧状態にも低圧~高圧と条件を変えながら安定した火花を放つか?をチェックします。実際の試験はこの様に行っています。
左が使用してきたプラグです。圧力変化に追従できず、低い圧力で火花を飛ばすのをやめているのがわかります。運転状態でたとえると、高負荷状態ですので、アクセルの踏み込み量が多いときです。つまり加速状態ですので最も点火のエネルギーを必要とする状態です。
対して向かって右側は新品のイリジウムです。流石は新品のイリジウムだけあり、高圧条件下においても安定感のある火花を飛ばしています。これらの試験により、スパークプラグの状態を目視以外の方法で診断可能となります。安定した確実な火花は良いエンジンの絶対条件のひとつですから侮れません。
スチーム洗車によりエンジンルームの見た目状態も非常に回復しました。
BEFORE
リヤブレーキはドラムですので、開けた状態で洗浄を行います。
各部にこびり付いたライニングより飛散した出すとをキレイに流すことで、ドラム内部の作動状態が良くなります。