ところであの車両の整備結果は、どうなった?
以前にご紹介した作業のその後の結果をお知らせしたいと思います。
カーボンクリーングを含むステージ3メンテナンスをはじめとし、タイミングベルトやステージ1メンテナンスも行い
一連の流れを完了しました。
作業を進めながら、エンジンの状態を随時確認しているのですが、なんだかサウンドを通して伝わるのが
すこぶる気持ちの良いエンジン音です。
これは確実に調子が良くなっている証拠!と思いながら作業を行っていました。
なんせ、アクセルを軽く踏んだ時も、深く踏んだ時も、アイドリングも、非常に粒の揃った心地よいV6サウンドが
轟いています。
回転力がリズムに乗ると、エンジンが自然と回ろうとするあの独特なフィーリングはV6エンジン特有の快感です。
作業前のエンジン圧縮にバラつきがあったのが気になっていました。
前回の結果がこちらです。
バラバラの不揃いな各シリンダの圧縮力。
そしてこちらは、作業完了後の復帰状況。
ピターーーっとしました!
エンジンの持つ性能をきちんと発揮するには、良い圧縮・良い混合気・良い点火です。
良い圧縮が、グラフ数値でもしっかりと読み取れるだけに復活しています。
バルブタイミングが適正化されたのも、気持ちよく回るエンジンの必要条件ですが、今回の結果は
全ての作業の積み重ねによるものだと確信しています。
決して安価に得られる結果ではありませんが、しっかりとした基本整備が形になる時、私たちも非常に喜びを感じます。