ご新規様 ルーテシア3RS 点検作業にて入庫です
とにかく急増中なルーテシア3RSです。
今週はご新規様車両の点検や、ご新規様からのご相談のお電話も多かったです。
当社では、取り扱いの車種に関して、初めて診させて頂くお車にはご新規様点検という
内容の点検作業をまずは行っています。
修理の必要な箇所にいきなり着手するのでは無く、一呼吸をおき、じっくりと車の点検を行います。
お待ち頂く間に完了する簡単な内容では無い為、最低1日のお預かりをさせて頂いています。
点検をご依頼希望の方は、お電話か、お問い合わせ よりご依頼下さい。
ルーテシア3にはなぜか多い、フロントスプリングの折損。
左右共に無事でした。
この分厚い保護チューブが良く無いのですよ。
湿気を含んで、中で錆が発生し、折れます。
前回と同じく、タイロッドのガタを確認しています。
これが起きると、ステアリングフィーリングが凄く悪くなります。
そりゃそうですわね。
ハンドルをしっかり握っていても、タイヤ側でグラグラ動くんですから。
要修理ポイントです。
何故か欠落なアンダーカバーボルト。
点検の際にはカバーを外すので、取付の際には不足箇所にボルトを補充しました。
あるあるな、クランクプーリのダンパー劣化による、合いマークのズレ。
タイミングベルトの交換も必要な時期ですので、合せてアルミクランクプーリに交換しましょう。
タイヤを眺めていて、気になったのがフロントタイヤ左右の偏摩耗です。
両方共に内側が沢山減っています。
アライメントの問題もあるのでしょうけど、タイロッドのガタも原因として考えられます。
フロントブレーキキャリパーの固着対策も行っておきたいところです。
今現在、固着している可能性もありますけどね。。
無塗装ブレンボは、スチールのロックピンに錆が発生し、キャリパーから外せ無くなる事が多いです。
サーモスタットや、クーラントタンクは交換しておきたいです。
長期間換わっていない雰囲気の、ブレーキフルードの液色。。
レベルも低いです。
ブレーキフルードは、新品時はほぼ無色ですが、酸化が進むと黄色っぽくなります。
ちなみに、酸化したフルードは耐フェード性能が低下します。
充電回路の整備は必ず行っておきたいですね。
特に今回はバッテリ状態が凄く悪いです。
走行距離は 77.045キロ
非常に沢山の距離を乗られるオーナーの様ですので、予防整備を含め、作業内容は豊富になりそうです。
点検完了後、ご予算に合せて優先順位を元に、お見積り・打ち合わせとなります。