ルノースポール の本気度がよく分かる仕事っぷり、見せます。

2リッターNA ルノースポールの男気を少しだけお見せしましょう。

バラした経験が無ければ、認知度の低い実情です。

シリンダーヘッドのインテークポートの内部が素晴らしいのです。
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こちらはクリオ2のポート内部です。ちなみに上下は反転しています。
ストック状態で、ポート研磨が施工済みなのですが、マシニングにより規則正しく加工
されています。
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なので、隣り合うシリンダのポートに関しても、切削模様が全く同じなのです。
しかも、2に至ってはバルブガイドのポート内部への突き出し量も非常に小さく
吸気干渉による気流の妨げを嫌っての計らいが理解出来ます。

素敵なエンジンです。

そして、基本的なエンジン内容は同じで有りながら、30馬力もの出力アップを
達成したクリオ3はもっと凄いです。
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こちらはクリオ3のポート内部です。
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こちらはクリオ2です。
ポートの開口面積が一回り以上大きいです。
そして、バルブガイドの突き出しこそあるものの、なんでかな~っとよく見ていると。
ポートの上下方向が楕円に大きく伸びているのですね。
ガイドのセット長は2と同じ位としても、ポートを広げている事により
ガイドの露出分が増えたという事になります。
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奥の方まできっちり、規則正しく切削されています。
中央の分離帯もトギントギンになっています。

ちなみに、この状態が先ほども言いましたが、ストック状態です。

皆さんのお乗りの2&3RSのエンジンは、しっかりと手の入ったエンジンなのですよ。

いかがでしたか?
ルノースポールに惚れ直しますでしょ?

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