ムルティプラの排気ガス漏れの原因はマニホールドに有りました
エンジンがドコドコする。
っと言うご相談で入庫していたムルティプラです。
ハードユーザなオーナー様が使う車両ですので、いつも想像以上に使い込み
そして何かが起きて入庫しています。
今回は、きっとまた点火系統のトラブルだろうな~っと思いきや、いつもは
違う印象でして。
調べを進めていくと、なんかエンジンルームが臭い!
目も痛くなる!
これ、排気ガスが触媒通過前に解放されてない?っと思い、聴診器で
遮熱板の中の音を聞いてみると、大正解!
エキマニ付近で爆発音が響いていました。
結構分解が大変なレイアウトなのが難点ですが、何とか外してきました。
鋳物の肌のエキマニを一周に渡りそうなクラックを確認しました。
エキマニを外すのに、インマニも外さないといけない過酷なレイアウトです。
開放的になったので、触媒の中も点検しましたが、状態は綺麗なものでした。
幸いだったのは、全てのスタッドボルトが折れずにナットが緩められた事です。
いつも難儀するラムダセンサーも綺麗に緩み、安心しました。
既に20万キロオーバーのムルティプラですが、きっと30万キロに到達するのも
あっという間ですね。
この先もしっかりと支えます!