フルコン搭載車両の標高対策(大気圧変動対策)を行っています
フルコンを装着した車の、高山病対策を行います。
標高の高い所では、酸素濃度が低下するため、空燃費の調整・補正が気圧に合わせて必要
となります。
通常のインジェクション車両の場合は、純正ECUの制御において自動的に補正が行われるので
何も気にする事は無く、高い標高地に自走で行く事が可能です。
ところが、補正が自動で行われないシステムの場合はそれらを正常機能させる為には
其れに合わせた準備が必要となります。
今回は、大気圧をフルコン内に信号として取り入れ、その数値に対して何%の空燃費補正を
かけるか、という内容をシステム内に追加しました。
パソコン画面上で、センサーの作動・空燃費制御の作動を確認します。
取り付けた大気圧センサーにマイティバックで負圧を与え、指定した燃調に変化するのかを確認しています。
負圧を与える前の、AF値
アイドリング時12.4を示しています。
そこにバキュームを与えると。
AF値14.2 となりました。
来月に控えるヒルクライムイベントで、今回の作業の成果を確認できます。
標高2000m以上を走りますので、補正は必須となります。
補正を行わないと、燃調が合わず、アクセルを踏んでもボコボコと不具合を誘発し
エンジンが吹き上がらない。。といった自体に陥ります。
特殊作業ですが、最近はこういった内容の作業も行っています。