CLIO3RS ASNUインジェクタクリーナによるノズルの作業を行います
ステージ3メンテナンス同時進行のクリオ3は、タイミングベルトの各部分解に合わせて
インジェクタノズルのメンテナンスも行っています。
ノズルのリーチが長い物が使われています。
クリオ2とメガーヌ2はショートリーチですが、クリオ3とメガーヌ3はロングリーチと
なります。
こういう見えない箇所の仕様変更は、触る側に何かを知らせている気がしてなりません。
F4Rというエンジンをルノースポールは永きに渡り使用していまして、基本設計はそのままに
各部の改善により、エンジン出力をどんどん上げています。
ロングリーチ化、そこにはどんな狙いが込められているのでしょうね。
ノズルを外したホール内部は、スラッジ汚れが蓄積されていました。
インテークポート内や、インテークバルブもおそらく汚れが多い事が想像できます。
ASNUを用いた、スプレーパターンの点検です。
ノズル先端のホール数が10ホール化されたクリオ3のノズル。
クリオ2はもっとホール数は少なかった様に思えます。
ホール多数化は、スプレーの噴霧による霧化がうまく行え、燃焼効率の改善に貢献します。
超音波洗浄を行います。
洗浄開始後しばらくすると、ノズル上部より洗浄液がフローしてきます。
洗浄液の洗浄効果と、超音波の微振動、そこにノズルの開閉運動が加わると
本来は吐出する先端より、液を吸い上げ、汚れを上部より戻していきます。
そして、30分のクリーニングが終わると、バスタブの中は真っ黒に。
汚れの除去を確認できます。
キャブレタエンジンのころに、ジェット調整や、清掃を行うと調子が良くなったのと同じで
インジェクタノズルも定期的な点検・洗浄を行うことでベストを保てます。
なお、ステージ3メンテナンスには、これらの作業が含まれています。