エンジン不始動で搬送されたのは フォード フォーカスRS
当社では珍しい車種です。
いや、世間的にも珍しい部類入りますね。
フォード フォーカスRSです。
新車の販売から当社でお任せいただいた車両です。
現在は2代目のオーナーに代わり、大切に乗られています。
なのですが、突然のエンジンストールでした、
自走不能ですので、レッカー搬送での入庫です。
エンジン不始動の場合、点火・燃料・圧縮 を順不同で点検します。
今回は、点火システムから疑いました。
点火と言えば、V-UP16とMSAを取り付けていますので、ここからチェックします。
トラブルの少ない部品ですので、上記2点の問題は皆無でした。
フォーカスにもV-UP16取り付けられます。
ちなみに、MSAは専用設計のワンオフモデルです。
これらのシステムを起動するための電源が来ていない事がわかりましたので、フューズを点検していると。
10Aフューズの断線を見つけました。
フューズの交換後、エンジンは始動するのですが、5気筒のうち1気筒が仕事を
していないような具合です。
調べを進めると。
4番シリンダに装着されていたイグニッションコイルが仕事をしていませんでした。
まずは、部品の手配からです。
正常復帰してから、フューズ切れの原因を探ります。