実走25000キロの156TS はタイミングベルトの交換です
先日話題を呼んだ 26万キロの156とは対照的に、今回は超低走行な156です。
その距離は、なんと25264キロ!
ここまでの個体は本当に少なくなってきました。
なのですが、乗ってなくても劣化するのは避けられず、これまでに定番メニューは
一通りこなしています。
ラジエタ交換・燃料ポンプ交換は距離にかかわらず必要です。
今回は、前回の施工から9年が経過していますので、タイミングベルト一式を交換します。
ピストントップ検出と、カムロックを行います。
ベルトテンショナの調整にも、SSTを使用しています。
ブロック側に設けられた穴に、SSTを差込み、そこを軸にして回すことでベルトを張ります。
ウォータポンプやテンショナも当然交換となります。
最近はチェーン駆動が増えてきましたが、イタリア車にはその波はまだ訪れず
ベルト式がほとんどです。
でも、最近のイタリア車はタイミングベルト交換作業は比較的安価に施工が可能です。
156の時代まではすべての部品を交換すると大きな金額となりますが、アルファミトや
ジュリエッタの1.4L、アバルトや500シリーズはリーズナブルに交換可能です。
これは、使用部品の簡素化や構造の簡素化が主な理由です。
タイミングベルト交換の金額に疑問を抱かれる方、一度ご相談ください。