アバルト500 水漏れ修理は結構大変です。

アバルト500では有名な箇所からの水漏れを修理しています。
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ウォータポンプ裏側のジョイントパイプシールより漏水です。

パンダや、イプシロンなども同様の構造ですが、アバルトの場合の交換作業は非常に難航します。
分解箇所が非常に多いです。

フロントバンパーの取り外しから始まり、バッテリ廻り、ターボ配管廻り、触媒一式、
最終的にはスタータモータまで取り外します。
何かを外そうと思うと、何かが邪魔する...この繰り返しです。
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付近一帯を徹底的にすっきりさせると、ようやくウォータパイプが外れます。

交換したいシールはコレ
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このシールガスケットのために、付近のガスケット一式も必要になります。
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タイミングベルトの交換と合わせて行うと効率が少しだけ良くなる作業です。
今回はベルト交換は行いませんでしたが、ついでにサーモスタットは交換しました。
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組み付け中にはこんな道具も使いました。
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年に一度使うか使わないか?という低頻度の道具ですが、これがあるだけで大きく効率が変わります。
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触媒フランジの手前・下側のナットにアクセスする際に重宝します。
ヒートシールドを外せばより楽に施工できますが、ヒートシールドの複数のナットを
狭いエンジンルーム内で付け外しするのは少し時間が掛かりますので今回の判断にしました。

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