1.6THP MSAの取り付け

MSA=マルチスパークアンプは、内燃機関の燃焼行程におけるエネルギーを
最大限に活かすべく、車種別・点火システム別で専用設計にてご用意している
当社のイチオシ商品の1つです。

マルチスパークというネーミングからも分かる様に、通常は1回のスパークラグでの点火を
複数回に増加する事で、未燃焼ガスを低減し、より多くの点火エネルギーを生み出す装置です。

直噴エンジンと呼ばれる燃料噴射システムを備えた車輌の場合、どうしても低回転での燃え残りや
着火ミスといった症状は拭えない為、カーメーカーもアイドリング時に複数回点火の制御を
採用しています。

MSAについての詳しい内容は、過去の記事などをご参考にしてください。
工場通信内 MSAカテゴリー

MSAは、内部回路いついては専用設計ですが、取り付けについては専門知識のある
工場での取り付けを推奨しています。
カプラーオンでの取り付けが出来ない商品となっています。
車輌の点火信号線・点火電源線にそれぞれ確実に結線を行う必要があります。

1.6THPの場合は、この様な感じに配線を通し、それぞれの配線にMSAからの配線を
繋いでいきます。
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赤色の配線は、MSA起動用の電源線です。
これは、コイルに供給される電源線より引き込みますが、既にV-UP16が装着済みの場合は
注意が必要です。
昇圧された配線に結線すると、MSAが壊れます。
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結線済みの配線を絶縁処理を行い、ハーネスレール内に納めて仕上ます。
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MSAと、車輌側に結線した配線は、ワンタッチコネクタで繋ぎます。
MSAは、このカプラをエンジン停止中に外す事で、ノーマルの点火回路に戻す事が
可能です。
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余った配線などをまとめて作業は完了です。
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正しい結線が行われていれば、エラーの入力などは起こりません。
取り付け後は、試運転を行い、作動確認をした後に完成となります。

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