プジョー407 V6 シリンダヘッドガスケットよりオイル漏れ
オイル漏れの修理でお預り中の407 V6です。
オイル漏れの原因を調べる中で行き着いたのが、カムシャフトシールであって欲しいという
願いもかなわず、最も残念なシリンダヘッドガスケットでした。
なのでひたすら分解を進めます。
シリンダヘッドガスケットとは、シリンダブロクとシリンダヘッドの間に挟まれており、
エンジンの中でも最も過酷な環境下に置かれるガスケットです。
圧縮圧力に耐え、冷却水を通し、オイルも通す箇所ですので過酷です。
ひとたびオイル漏れや、水漏れが始まれば自然治癒する事の無い箇所だけに
早めの修理が正解です。
今回の様に外へ流出してるケースは優しい方で、酷い場合は冷却ラインにオイルが混ざる、
なんて事態も発生します。
横置きFF.ロングノーズの奥側バンクのオイル漏れです。
つまり、もっとも作業性の悪い箇所。
このエンジンは406の頃から使われている、プジョー・シトロエンのフラッグシップエンジンとも言える
3.0L V6です。
ルノーにも搭載されています。
分解前に、タイミングマーク位置の確認なども行いながら作業を進めます。
途中経過写真はありませんが、分離できました。
奥側のエキゾーストマニホールドを、スムーズに外せるかが非常に心配でした。
上からも下からも直視する事の出来ないナットを外し、なんとか取り外し成功です。
オイルストーンで平面を慣らし、歪みの有無をチェックします。
各部の掃除などを進めつつ、折り返します。