DS3や207はラジエタ及び水廻り危険信号車も出てきました
1.6THPを搭載した車輌にも経年劣化の波が押し寄せてきました。
お預り中のDS3は、クラッチの交換・フライホイールの交換を進行中に水漏れが発覚し
調べてみると、なんとラジエタアッパーホースの差込部が劣化により破損していました。
ラジエタ上部を見ると、クーラントの色に染まった染みが出来ており、随分と前から
進行していた模様です。
フィアット500に多発する水漏れと種類は似ていますが、お客様の負担が大きく異なってきます。
いずれにせよ、路上トラブル発生時には立ち往生確定ですので今後は要注意ポイントとして認定です。
拡大画像はアッパーホースのは仕込み口です。
プラスチックの材質が変化したかのうような、もろさ が伺えます。
ラジエタ上部は青色の痕跡がくっきりと残っていました。
分解を進める中で、同様の劣化が他にも潜んでいました。
こちらはラジエタ上部端のリザーブタンクへと繋がる細いホースの差込口です。
ラジエタ側ではなく、ホースの差込部が変質し、折れていました。
こういったトラブルは、分解して初めて分かる内容ですので事前の発見に繋げるべく
注意深く点検したいですね。
ラジエタの交換にあたっては、フロント廻りを盛大に分解する必要があります。
皆さんも気をつけましょう。