FIAT500は塩害による影響大です
FIAT500の整備のご依頼入庫です。走行距離6万キロ程ですが、過去に寒冷地での使用が有ったせいか下回り錆の浸食多く見受けられます。冬期路面の凍結防止に使われる融雪剤の影響でしょう。交換の手当が出来る、フロントリヤのショック・リヤサスペションのトーションビーム等は新品パーツに交換された形跡が見受けられます。我々の地域での使用では此処まで錆の浸食で部品交換が必要になる事が無く幸いですが雪の多い地域の方々の苦悩が伺えます。
フロントサスペションの異音も気になり細部を点検した所、ロワアームボールジョイントのブーツにクラックが有り内部ジョイント部も傷んでます。これも塩害による影響でしょうが、こまめなメンテナンスや防錆を行うことで塩害にも対処して行きたいです。
サスペションの交換作業が行われている為、アライメントの点検調整を行います。測定の結果、リヤトーの左右差が多くサスペション取り付け位置を動かし左右のトーを調整・フロントキャンバーの微調整を行いアライメント数値を整えます。サスペション部品交換の際は、細心の注意を行いましょう。