パンダ4×4 プロペラシャフト ベアリング交換


クラッチ交換を終え、組付け復旧を進めているパンダ4X4は、作業も後半に入りました。
ミッション脱着に伴い、取り外していたプロペラシャフトは、中間の支持部(マウント兼ベアリング)が劣化していた為組み替えを行ないます。

柔らかいラバーで保持されているのは、センターベアリング。
外側は床裏に固定され、プロペラシャフトの中間マウントとして機能し、その中央にベアリングが配置されています。
この部分にヘタリが生じると、アクセル操作や車の上下動に連動し、車体中央の床下から「ゴン・ゴン」とした鈍い振動を伴った音を発する様になります。

今回は、そのマウント部分と前後末端のユニバーサルジョイントを交換します。

FF車に慣れた身としては、この手の作業の容量は不慣れであります。
長いプロペラシャフトの中間ベアリングは、プレスにセットできると作業は楽に行えそうな物ですが、この長さ故に作業性は悪いです。

時系列がずれましたね。エンジンのメインマウントも交換しています。
独特な形状のマウントです。

そして、ラジエータの予防交換へと続きます。
現状は水漏れなど、起こしていないのですがそのタイミングで交換をしておく事、それが予防整備です。


冷却効果を確実にする為には、ラジエタ周囲の密閉度を保つ事は大切であります。
組付け時に、エチレンプロピレン素材のテープを貼り付けます。
純正ラジエタにも同様にスポンジ素材が貼り付けられていますが、年数経過により風化している様子を度々目にします。
耐久性と効能が優れた素材に変更し、修正を行ないました。クーリングファンの取付部にも用いています。

一連の組み付けを終え、アライメント作業に移ります。
Written by Hashimoto

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