アバルト595にMSA evo.の取付
MCBとレデューサも同時にセットアップ
アバルト595にお乗りのお客様より、アップグレードの為に3アイテムのパーツについてセットアップのご依頼を頂きました。
これまでにも各部に手が入っており、オリジナルのサスペンション・V-UP16を取付済み。
各部の基本整備が完了している1台です。
V-UP16による効果をご体感頂き、今回はその強化に相乗効果を果たすMSAを組み付けます。
MSAは、点火回数増加による厚の向上と、高回転時の追従性向上を果たすことが目的。
今回はMSAの進化版 [MSA evo]を組み付けますので、純正制御のエキゾーストバルブにも効果を介入させます。
MSA evoについての詳細は インテリジェンスエキゾーストコントロール アバルトF595での紹介記事をご覧ください。
各部を分解しながら、MSAとレデューサのセットを進めて行きます。
今回は週末の土曜日、短時間のお預かり作業にて施工を行います。
走行後のエンジンルームはタービンに熱を持ち、結構な温度になっています。
その中での施工は、スムーズに進行する事が難しくなります。
対策として耐火マットをエンジンルーム内の必要個所に被せ、その状態で施工を進めます。
MSAは、点火系統の信号線に並列接続を行います。
該当配線の被服を剥き、そこにハンダを流します。MSAからの出力線を繋ぎ合わせていきます。
今回は、オプションである MAS evo リンクシステムも同時にセットアップ。
リンクシステムを取り付ける事で、エキゾーストバルブのコントロールを任意で操作する事が可能になります。
本来は室内にスイッチを取り付けるのですが、土曜日の施工としては時間が足りず、ひとまずエンジンルーム内に仮置きをする事に。
リンクシステムのスイッチ操作は、記載が無いと分からなくなるのでMSA本体の上にスイッチ操作の関連性を明記します。
そしてクワッドリードレデューサをセット。
MSAの取付にあたり、純正のブローバイ制御ボックスを一時的に取り外します。
組み付け復旧時にレデューサをセットできると、スムーズです。
仕上げに、MCBセンターをセットアップ。
MCBセンターは、乗り心地の上質さ向上に効果的。
MCBの前後セットは、ハンドリングの向上・スタビリティ向上に効果的。
取り付ける場所により、同じ物を取り付けるとは言え効果が変化する事が興味深く・面白いです。
Written by Hashimoto