見事に復活!FIAT500 14万キロリフレッシュ完了


多岐に渡る整備を終え、とても良い状態に仕上がった フィアット500の1.2L 。
優等生な印象を感じる仕上がりに、施行側もとても満足させていただきました。

普通に動かして何気ない瞬間に、「凄く整った!」そう思える素直なチンクになりました。
ボリューム満点な整備やアップグレードを行う場合、尖った仕様を目指すのか、ノーマルの仕様に磨きを掛けるのかで2分化されます。
今回のチンクは後者ですね。

高年式でありながら、走行距離は14万キロ!
距離を感じさせず、むしろ新車よりも調子が良く感じる様に復活。

「足回り作業の施工前のサスペンションテスト結果」
ダンパーの状態は、抜けてはいないが、良い仕事はしていない状態になっていました。

今回の作業の中で、ショックアブソーバの交換を行っています。
使用したのは、ビルシュタインのB4ダンパー。

「組替え直後のサスペンションテスト結果」
路面粘着率がすこぶる高く、ノーマルの良さを活かしながら、上質かつ安定感のある乗り味を構築します。
サイドスリップテストの結果が大きく変化しているのは、ビルシュタインB4ダンパーに限った特性です。
ダンパーとアップライトを繋ぐ部分のセット角が、B4に限ってはマイナスキャンバーが増加する様に設計されています。
その為、組付けた直後はトーの値に影響が出ます。
足廻り組替え後は、アライメント作業が必須ですが、B4の場合は更にその必要性が高まります。

4輪アライメント作業により各部の数値を最適化させます。

「作業完了後のサスペンションテスト結果」
サイドスリップ値は正常な値を示すようになりました。


今後も、通勤を中心にハイペースに走行距離を伸ばすことが予想されます。

普段のオイル交換から、定期的な点検までトータルでお任せ頂ける事でしょう。

Written by Hashimoto

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