ナイトドライブの安心感が桁違い!


車検整備の為、お預かりをさせて頂いているアバルト595C のお客様より、メンテナンス以外のリクエストを頂いています。

「ヘッドライトを明るくしたい」この案件を実現するのに有効な作業と、使用部品についてご紹介いたします。

標準装着されているHIDは、ケルビン数は控えめ且つ、明るさも控えめであるのが難点。
そこでお勧めなのは、D1S(バルブ形式の事) LEDコンバージョンの施行です。
使用する部品は弊社オリジナルの「D1S LEDコンバージョンキット」です。

施行においては、フロントバンパーを取り外す必要があります。
その後にヘッドライトを取り外し、組替え作業を進めます。

裏側から見た、ヘッドライト内部の状態。
こちらは、純正のHIDバーナーです。
このバーナーを取り外し、カプラオンで高効率LEDへの組み換えが完了します。



アルミ放熱フィンと、大型クーリングファンにより、放熱性が高い事が特徴です。

時系列が異なりますが、以下の画像は純正HIDとハイビームを点灯させた状態。

続いては、D1SLEDと LED ハイビームを点灯させた状態。

直視は出来ない位に明るいです。
夜間の走行テストでは、今まで見えなかった物が見えるくらいに明るく感じます。
特に、ハイビームを併用した際の明るさは強烈です。

「フォグランプの光軸調整がうまく出来ない」とのご相談を頂いていました。
右側は調整出来るのだが、左はある一定の所までしか上がらず、それ以上を回そうとすると空転する。と言う事例です。
フォグランプはバンパーを外した際で無ければ単体点検は出来ないので、この機会に確認します。

該当箇所を確認すると、スクリューの相手側はねじ山が存在していませんでした。
スクリューの素材はスチール、その相手はフォグランプのボディ側でもある事から、樹脂製です。
樹脂のネジ山が削れて無くなってしまったのですね。

左右で比較した状態です。
奥側に置いたフォグランプは右側用
手前に置いたフォグランプは左側用
スクリュの掛かる量が異なります。これ以上、締めて行くとスリップして空転するという事ですね。

対策として、金属ナットを埋め込みました。
周囲の強度が足りない様に感じたので、2液の硬化樹脂で補強も行っています。
力の逃げ場が無くなるので、ボディ側に負担が掛かると思い対策です。

これにて灯火類のリペアとアップグレードが完了!
夜道でその性能をご体感頂けるはず。
Written by Hashimoto

関連記事