ハイカムな106のバルタイ調整


久々の高刺激マシンです。
106S16にハイカムを何年も前に組付けました。そろそろタイミングベルトの交換ですね~という流れの元、ご入庫からの施行です。

ハイカムとは、ハイリフトカムの略称ですね。バルブの開く量の増大と、オーバーラップ増大を目的としたメカニカル・チューニングパーツであります。
カム山の大きさ(高さ)は、106のノーマルカムに見慣れていると、一目で違いに気付くほどです。

過去の記事で、ノーマルカムが写った物がありましたので参考までに比較してください。
カムホルダーの上面からおにぎりが飛び出ています。

この類いのパーツを組付ける際、もしくは組付けてあるエンジンのタイミングベルトを交換する際には規定位置での組付けでは無く、それ用の組付けが必要となります。
バルブタイミングの調整ですね。

ピストンの位置に対して、どの角度から該当バルブが開き始めるのか・閉じ終わるのか・中心角度をどうするのか、それらを任意で調整します。

ですので、車に備わる合いマークは全く無意味な内容となるわけです。

まるで位置関係が合致していない事が分かります。

ベルト及びテンショナ・ウォータポンプなど消耗品を組替え、タイミングを合わせて作業完了です。


開き始め・閉じ終わりを記載しておくと、次回の際がスムーズです。

久々にハイカム搭載車に乗りましたが、高刺激でシビれます!
ラフで脈動感が強く、高い排気圧力のアイドリング。これだけで「お!?やってるエンジンだな?」と分かります。
スロットルを開けば、ビンっ!!と吹き上がるこの感じは、チューニングエンジンそのもの。
一般的にお勧めする内容ではありませんが、たまに触れ合うと良い刺激になります。
Written by Hashimoto

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