シリーズ3以前のアバルト勢は全車が該当


アバルト500 は車検整備でのお預かりをさせて頂いています。
こちらのお車は、とても若いオーナー様の愛車でして、運転免許の取得前より当社にご来店を頂いていました。
当車両の元のオーナーは、現オーナーの父上であり、その父上は現在は新たなアバルトにお乗りと言う筋金入りのアバルトファミリーです。
ご来店時は奥様も交えてご家族で来店される事が多く、楽しく・幸せな空気がこちらにも伝わります。

一通りの基本整備は完了しており、軽量フライホイールもインストール済み。
今回の車検整備は予防整備と油脂類交換を中心とした ステージ2メンテナンスを施工させて頂きました。
予防整備の一環として、このところ増えているトラブルの一つ。
吸気・過給器関連のバキュームホース交換を行います。
アバルトには、数本の細いバキュームホースが使われており、経年劣化によりひび割れを起こします。
画像は、インテークマニホールドとフューエルプレッシャレギュレタを繋ぐ制御ホース。

とても小さな部品ですが、役割は大きく重要な物であります。

この他にも、ブーストコントロールバルブから生えるホースも交換を行いました。
ブーストコントロールバルブは、タービンに直接接続されている個所もあり、オイルが付着しやすい理由もある事から劣化~破断が起きているケースが多いです。
エンジンのチェックランプが点灯し、ブーストが適正圧まで上昇しなくなり、本来の出力が出なくなります。

こういう箇所は、症状が出る前に手を打っておきたい内容ですね。
Written by Hashimoto

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