もう一度、最高の状態で乗りたい!
106復活計画 Season2-4


シリンダヘッドをブロックに搭載し、ヘッドボルトの締め付けを行ったのが前回までのお話。
今回は、エンジンの始動前に行う事を、組付けを含めて進めています。

年末という事も有り、この他にも作業は豊富。106に掛かりっきりにはなれないので少し進めては、別所で作業を行う事を続けています。
したがって、細かな事や大きな事の画像を残せていませんでした。
外した部品の清掃・必要に応じて補修塗装・エンジンルーム内センサー周辺の配線保護を修正・エキゾーストパーツをセンター&テールの新調などなど進めています。

それら一連の流れを経て、ようやくここまできました。
整備と言うよりはセミレストア的な要素が満載になっています。

ここからが今回の本題。
今回の106は、作業開始時のエンジンの調子が悪く、そのことが気がかりでした。
ある時は正常・ある時はアイドル不調と吹き上がり不調が混在し不安定な状態でした。
なにも手を施さずにヘッド搭載後に火入れをすると、イマイチな状態で始動するに違いない。。

疑わしいのは燃料噴射の状態と推測し、火入れの直前にインジェクタノズルを単体でテストする事にしました。
すると、予想が的中。4本あるノズルの1本は噴射しない時がある事が判明します。

ノズルの単体清掃として、超音波洗浄を行う事に。これで復活してくれればラッキーです。

その後のテストで、見事に復帰したことを確認しました。


噴霧量のバラツキも無く、良い状態。事前確認を行っておいて良かったです。

インテークマニホールドは万全の状態では無かったので、程度の良い物に交換します。

そしていよいよエンジンの始動の儀!
始動前に、オイルの入れ替え・圧縮無しでクランク・油圧上昇を確認・プラグ付けて圧縮クランクテスト・を行っています。
セル一発で目覚めるエンジンに、思わず嬉しくなりました。
ついさっきまで掛かっていたかのような様子です。

さ~!勢いずいてきました!
引き続き作業を進めます。
Written by Hashimoto

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