メガーヌ2RS「TEAM F1」ブレーキシステムのリファイン
ブレンボO/Hとペイント作業


年に一度、必ずご来店と整備のご依頼を頂いている遠方のお客様、今年のプランは「ブレーキのトータル・リファイン」です。
お車は「メガーヌ2RS TEAM F1」とても大切にされている1台です。

昨年は ワンオフにてMCBの取付を施行させて頂きました。

◆ブレーキキャリパのフル・オーバーホール
◆ディスクロータ交換
◆低ダストパッドへの交換
◆カスタムペイントの施行

先ずは現在装着中のブレーキキャリパを取り外し・分解・清掃・点検から進めて行きます。

前後共にお疲れ模様のブレーキシステム。
ドリルドロータはTEAM F1 の標準装備です。
外装をとても美しく維持管理されているだけに、ホイールの隙間から覗くブレーキの状態が荒んで移っていました。
今回の作業を機に、愛でるブレーキへと変貌していきましょう!

余談ですが、ブレーキのリペイント中に車を動かせなくなるのは困ります。
ブレンボキャリパ装着車の方からのリクエストが多いので、転がし用のキャリパを装着しています。

リヤはブラケットまで用意出来ないので、油圧維持の為にキャリパのみ装着します。

一応緩くブレーキは効きますので駐車場への移動が行える様になります。
ブレーキレスで車を動かすと「止まれない車ほど怖い物は無い」という言葉の意味が良く分かります。
前後に人と配置し、人間ブレーキが必要ですからね。

外注期間を経て、生まれ変わったブレーキキャリパが戻ってきました!
カラーはイエロー/ブラックロゴです。
TEAM F1 のデカールカラーに合わせてコーディネイトを行いました。

今回装着するディスクロータは ドリルド→スリットへ変更します。ロータ強度と制動力の向上に貢献します。

「うんうん!美しい!」
リペイントを行ったキャリパーはやっぱり映えますね。

ディクセルさんのロータを使用しています。
6本スリットは、進行方向に対して逆向きになる様にスリットをセットします。
12本スリットの場合は製回転方向というのがルールです。
制動力バランスの効果ですね。

フルード交換とエア抜きを行って、ホイールの取付~試運転を行います。




マシンも男前ですが、ブレーキシステムがそこに拍車を掛けます。
お洒落は足下から!ですねっ。

素敵な状態に仕上がっています。
Written by Hashimoto

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