ひび割れ危険 アルファロメオ156JTSのタイミングベルト交換
12ヵ月点検でお預かりのアルファロメオ156JTS。
走行距離も85000キロと156としては多くもなく、毎年の点検・整備もしっかりと行われており年間の走行距離も少ない為今回の12か月点検もさほど問題無しかと思いながら点検していましたが、下廻り点検中にタイミングベルトカバーの隙間から見えるタイミングベルトがどうも怪しい感じ。
整備履歴を確認してみると前回の交換から7年も経過していました、61000キロ時と距離としてはさほど乗っていませんがタイミングベルト交換を行っていきます。
分解を進め見えてきたタイミングベルトは劣化が進みかなりひび割れていました。
あまり距離を乗らないからと油断していたら危険な状態であり今回交換することが出来良かったです。
2リッターエンジンですのでタイミングベルト廻りと同時にバランスシャフトベルトとテンショナーも同時に交換しました。
カムカバーを外して整備を進める為カム廻りの汚れ具合が良くわかります、直噴であるJTSエンジンはエンジンオイルがとても汚れやすく、エンジン内部も汚れやすいのですが、毎年の点検も欠かさずオイル管理もしっかりと行っていることもありとてもキレイな状態でした。
エンジンにとってとても重要な役割であるタイミングベルトはトラブルが発生してからでは重大な事態に陥ります、走行距離だけでなく交換履歴もしっかりと確認し的確な交換時期の案内をしていきたいと思います。