こんなリペアパーツがあるのには助かる!
ジュリエッタQVまさかの樹脂折損!


樹脂部品の劣化は嫌ですね。
今回は、ジュリエッタのタイミングベルト・オルタネータの交換を行い、その際に追加作業を行った場所でトラブル発生です。
1750ジュリエッタの定番「プラグホールにオイルが混入する事例」の修理として、ブローバイガス流路管理も担うカムカバーの一部を取り外す際にそれは起きました。

カチカチに硬化したブローバイホースを抜き取ろうとすると、そのホースの取付けられている相手側の樹脂部が「ポキっ!!」うわっ!こんなん折れたらインマニアッセンブリじゃないと交換出来なく無い?
とても焦る事態です。

交換は大げさにしても、なんかしらの手段でリペアを考えないといけません。

頼みの綱で、念の為にパーツリストを確認すると。。

なんと、奇跡のリペアパーツの設定がありました。
ほとんどの場合に、この様な修理部品は供給されていないのですが今回の発見はとても有り難い!


部品を手配し、組み替えを行います!

ちなみに、この部分の役割についてご説明を。
インテークマニホールドが負圧の際、ブローバイガスを吸引するために吸い込む力が発生しています。
ターボ作動時(正圧時)は折れた部品の中に組み込まれているワンウェイバルブが作動して通路を遮断し、ブローバイラインに正圧が流れ込まないように制御しています。
小さな部品ですが、重要度が高いです。

Written by Hashimoto

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