22万キロを越え、サスペンションの一新!
フィアット500ツインエアー足廻り整備


フィアット500ツインエアーの初期型にお乗りのお客様は、とても長いお付き合いをさせて頂いています。
走行距離は順調に伸び、22万キロを越えたあたり。今回のメインは「サスペンションのリニューアル」です。

とても永い期間ご利用頂いている ビルシュタインのB14は、過去に何度かオーバーホールと仕様変更を行って来ました。
今回はオーバーホールでは無く、オリジナルサスペンション への変更をご依頼頂きました。

デモカー595に装着しているオリジナルのサスペンションキット。
探究心から、不定期に仕様変更を行っています。

ラベル表記の SET4 は減衰特性に微妙な変化をつけてきたことの表しです。

以前よりご利用頂いている、スフェリカルアッパーマウント。そこに組まれているボールベアリングは耐久性の高いものを採用していることから、滅多とガタつきは起きません。今回に関してもその例に漏れず、異常は無しと判断しました。
予防的にベアリング交換を行います。

アッパーシートのベアリングは、分解洗浄を行いグリスをリパックして、ストラットに戻し、コンプリート状態として組み付けの準備が完了。

リヤのスプリングをこれまでご利用いたただいていたものから、新型のスプリングに変更。

フィアット&アバルトのリヤショックアブソーバーは短く、レバー比の都合上沢山動かない事が構造上の弱点として挙げられます。
最小限の面積で最大限の容量を稼ぐ為に通常よりも太いピストン径として設計しています。

これより組み付けを進めて行きます。
ダンパーの他に、リヤのトーションビームマウントの劣化も状態が良く無いことが発覚。
追加として組み替えを行います。

Written by Hashimoto

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