ABARTH595は12ヵ月点検とあわせて基本メンテナンスをおこないました

12ヵ月点検でご入庫のアバルト595は点検とあわせてステージ1メンテナンスなどの基本整備を行いました。

車をジャッキアップをさせての下回りやエンジンルームの洗浄を行うところから整備をスタート。

ステージ1施工前の点検を行うと、ヘッドライトの点灯やエアコンを全開で使うなどの電気負荷を与えた際のバッテリー端子間電圧は12.68Vと本来であれば14V以上の値を示して欲しいところですが電圧降下が見られます。

純正のバッテリーターミナルはプラグとマイナスどちらも頼りない造りとなっており、バッテリーポストへの接触面積の少なさや、クイックリリースであったりと咥え込みの弱さなどもあり、電気抵抗を増やす要因となります。

それとメインのアースケーブルも細いケーブル1本で行っておりこちらも容量不足となり電圧降下に繋がっていると思われます。

バッテリー周りを分解しバッテリーターミナルの交換やメインアースケーブルの制作追加、オルタネーターB+端子へのダイレクトケーブルの追加などを行います。

各部を組み上げ、性能の低下していたバッテリーも新品に交換すればステージ1メンテナンス施工完了です。

施工後の電気負荷を与えた際の電圧降下も14V以上の数値を示すまで改善されしっかりと効果が確認出来ました。

引き続き追加の整備としてステージ2メンテナンスの作業も行いました。

新車時から未交換と思われるエンジン冷却水はクーラントチェンジャーを使いしっかりと入れ替え交換です。

ミッションオイルを抜いてみるとドレンのマグネット部には鉄粉が多くついており交換しておいて良かったと感じさせられます。

エンジンオイル交換時にはルブロス製の良質なオイルとあわせて最近登場したエンジン添加剤aaaも同時に入れさせていただき長く大事に乗る為の準備を整えます。

 

その他にも4輪アライメント調整や12ヵ月点検もしっかりと行い、週末納車にむけてしっかりと完成検査も行い作業完了致しました。

 

 

 

 

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