DSパフォーマンス軽量フライホイールの組付け


DSパフォーマンスはライトウェイトフライホイールの組付けご依頼を頂きました。
以前で言うところのDS3レーシングは、DSブランドになってからその名を変え「パフォーマンス」と呼びます。
オリジナルでハイスペックを誇る車輌です。ライトウェイトフライホイールとの相性がバッチリなモデルです。

トランスミッションを取り外し、フライホイールを取り外します。
純正のフライホイールは、デュアルマス構造のヘビーウェイト。
重量は12.9キロ。当然片手では持ち上がりません。

こちらはこれから取り付けるライトウェイトフライホイール。
その重量 6.45キロ。重量差は約半分の質量です。
これなら片手で持ち上げる事も可能です。

ライトウェイト・フライホイールキットは、弊社オリジナル。
クラッチキットとフライホイールがセットとなります。
フライホイールは残り数量が数台分となりました。次の増産は今のところ考えていません。
先々に取付をご検討中の方々は、お急ぎください。

クラッチディスクの消耗も確認していきましょう。

取り外したディスク厚:6.5ミリ

新品のディスク厚:7.6ミリ
約1ミリの消耗です。走行距離は9万キロですので、上手にクラッチを使っていると言えます。

トルク+角度で締め付けを完了。

レリーズシリンダも交換を行い、組み付けを進めています。

取り外したサブフレームを洗浄後に、防錆剤を塗布し美しく仕上げています。


クラッチフルードの交換・エア抜きをこのタイミングで行い、油圧機構に問題が生じていないかを確認します。
この後、サブフレームを仮付し、全てを組み終える間にエンジンの始動・クラッチの切れ具合の確認も進めます。

全てを組み付けてから、問題が発覚すると復旧が大変ですので。
随時確認を行いながら組み付けます。

全てを組み付けた後に、試運転を行います。
ハイパワーで引き締まったサスペンションは、軽量フライホイールの魅力を存分に楽しめる仕上がりとなります。
機敏に吹き上がるエンジンは、作業前とはまるで別物の仕上がりに。

楽しい車になりましたよ~!

この後はライティング系統のアップグレードを行います。
Written by Hashimoto

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