上がる出力 高まる気持ち 良い結果が出ました!


足廻りからエンジンまで一通りのメンテナンスを終えたルーテシア3RSです。
作業後の結果をとても良い状態として残す事ができましたので、ご報告。

サスペンションは当社オリジナルの車高調整式 ver.ストラダーレを組ませて頂いています。
前後8キロの組み合わせは、硬さと乗り心地の両立を実現するベストバランスに仕上がります。
ルーテシア3RSのストラットを、この様に真横から見ると進行方向に対して大きく傾斜しているのが特徴的です。
これはキャスタ角がとても大きいという事になります。
ダブルアクスルストラットだから実現するこの強烈なキャスタ。
通常のストラットタイプの場合、これだけ大きなキャスタを設けると大変な事になります。

最後の最後まで交換するか否かを悩んだのは、エンジンのマウント類について。
入庫当初は、足廻りの状態が酷く、エンジンも雑な回り方をしていた為、試運転中に伝わる振動が酷かったのです。
マウントも交換しなきゃダメだな。と、考えていました。
ところが整備が進むうちに、周辺環境の改善により当初感じた程の振動は緩和されてきました。

クルマはバランスだなと、改めて再認識します。
それでも交換に踏み切ったのは、少なからず悪化しており伝わる微振動が気になったから。
クルマの変化と、最終的な仕上がりをイメージしながら部品交換についてを選定しています。

いよいよ仕上げのシャシダイナモ測定を行います。
綺麗にエンジンが吹き上がり、作業前・作業後の計測結果に大きな変化が出ました。

NAエンジンでありながら、ここまで大きな差が出る事は稀ではあります。
エンジン出力がやたらと出た、というわけでは無く作業前の出力がしっかりと出ていなかった。というのが正しい見解です。

ルーテシア3RS。魅力の深い車です。
購入を悩まれている方は、市場価格が高騰する前の決断が正解です。

Written by Hashimoto

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