カフェオレが排出されました


冷却水の温度が上昇し、冷却水レベルを確認すると結構減っていた。。
目視で各部を確認するも外部への漏れは確認できず。。
もしやと思い、エンジンオイルレベルを確認すると、規定値以上にオイルが入っている。
この流れは嫌なパターンですよ。
エンジン冷却水が、エンジンオイルに混入している可能性が高いです。

シリンダヘッドガスケットが抜けて、オイルラインとクーラントラインが繋がるとそのような現象が起きます。
もしくは、水冷式のオイルクーラーが備わる車両の場合、クーラー(ヒートエクスチェンジャ)内で水漏れを起こしている。
どちらかですね。

ヒートエクスチェンジャーは、オイルエレメントの取付部に装着されています。
エレメントを緩めるとそこから排出されるのは、カフェオレ色のエンジンオイル。
これは油と水分が混じった排出液です。

調べ進めると、あちらこちらからカフェオレが湧いてきます。

こりゃ結構重症ですな。。
クーラントのタンクも油がべったりと付着していましたので、取り外し洗浄を行いました。

この後はクーラントラインの継続的な洗浄・フラッシングを行います。
油分が浮上しなくなれば、症状は解決。
こういうケースは、この後の後遺症が心配です。ゴム素材がふやけますから、後々にラジエタの水漏れなども考えられます。
一通りのリスクをお客様にはご説明をし、作業を進めて行きます。
Written by Hashimoto

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