188プントHGT のトラブル診断
フィアットプント(188)HGTは、トラブル修理のトラブルシュートとしてのお預かりとなりました。
症状としては「室内メータパネル内の水温計の針の動きがおかしい」との事。
確認を行うと、ラジエタも熱くなる完全暖気後に至っても水温系は最下部を指しています。
エンジンの警告灯が点くわけでもなく、しかしながらアイドリング回転は高めであったり。
水温計のみの不具合では無さそうです。
テスタ繋いで、実測値を見張ると、ずーっと40度以下であったECU内への信号値が途端に100度越え!
その次の瞬間にリザーブタンクから水が噴き出しました。
いわゆるオーバーヒートですね。
水温センサーは、メータ出力とECU出力の2系統を備えており、センサ本体の不具合を疑う事にします。
水温が急上昇する際のデータは、慌てていた為画像は残せず。。
では逆ならどうなる?と思い、徐々に水温値が下がる過程を確認。
するとテスタ実測値のパラメータ画面で、90度から急に50度に降下する瞬間を確認する事ができました。
水温がこんなにも急に下がる事はあり得ませんね。
Written by Hashimoto