プジョー206RCはブレーキの予防御整備です
ブレーキキャリパー オーバーホール
車検整備でお預かりをさせて頂いいる「206RC」は、経年を考慮してのブレーキメンテナンスを行っています。
新車からワンオーナーで乗り続けられている個体ですので、これまでの履歴は当社管理分と、お客様の管理により明確です。
19年ほど経過し、ブレーキメンテナンス施工の時期ですよね。と言う事で今回はキャリパーを前後ともにオーバーホールを行う流れとなりました。
それぞれのブレーキキャリパを取り外し、分解・清掃・点検を行います。
冒頭画像は、フロントキャリパのピストンです。
暫くの間同じ位置で動いていた事を物語る痕跡がしっかりと残っています。
こびりついた汚れを除去していくのですが、洗浄方法により汚れの得手不得手があります。
適材適所で洗浄器具を使い分けながら、洗浄を行います。
素材感を引き出す洗浄を行い、美しい色に戻りました。
グリス汚れ・ダスト汚れ・錆汚れ、あらゆる種類の汚れが混在するブレーキパーツですので入念な洗浄が必要になります。
画像はフロント側ですが、リヤ側も同様に仕上げています。
この後、キャリパーシールを交換・各ダストブーツの交換・摺動部のグリス交換などなど、基本的な事を行いながら組付けを進めます。
Written by Hashimoto