OS技研 LSD 良い感じです
アバルトに組付けたOS技研製 LSD


4月の上旬に組み付けを行った OS技研製 LSD with アバルト595です。
随分と時間が空いていましたが、とても良い感触とフィーリングであると言う事がお客様からのインプレッションで伝わりました。

画像は、組み付けの途中段階。イニシャルトルクの測定風景です。
LSDを組付ける際は、必ず必要と感じる確認作業です。
機械式LSDの内部、クラッチプレートは新品時はアタリが出ておらず、馴染んでいない為に測定中はトルクの表示値にバラツキが生じる物。
ゆっくりとトルクレンチを回したときと、少し早めに回した時では測定値が上下します。

大体の平均値を読み取る必要があるのですが、今回のOS技研製はそのバラツキがとても少なくて驚きました。

実際の測定値はFF車の街乗りメインの使い方としては、若干高めの数値ですが数値に安定感があります。

馴染んでいないクラッチプレートでありながら、この安定感。
強めのトルク値でありながらも、機械式LSD特有の作動音は控えめなのでは?と、予想しながら組付けを行いました。

組み付けを終え、試走を行い感じるのは「新品のLSDとは思えぬナチュラルな作動」です。
リフトから出す際にのみ「カキカキカキッ」とLSD特有の作動音が聞こえただけで、その後の試運転では作動音が皆無でした。

効き具合が緩いのかと思いきや、12キロ近い測定値ならではの確実な効き具合も体感出来ます。

加工精度の高さ?製品精度?
う~んなかなか素敵なLSDでした。

このLSDを組付けてからというもの、これまで殆ど乗らなかったお客様が、楽しそうに喜んで乗られている事がとても印象的です。
Written by Hashimoto

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