ご新規様の点検で判明したのは、安全性に欠けた現状でした
アバルト・サスペンション関連トラブル


ご新規様のアバルト595 50TH を初診点検と車検整備にてお預かりをさせて頂いています。

お客様からお伺いしていた案件に「走行中の足廻りの異音が気になる」という項目がありました。
気になる異音が、正常な範囲での音なのか、これはマズイ!!というレベルなのかは、駐車場から工場まで車を移動したのみで判別が出来ました。

足廻りに力が及ぶだけで、ガタガタと不安を感じる違和感が満載でした。
冒頭画像は、ホイールの隙間からフロントサスペンションのロワアームを撮影したものです。
ロワアームのブッシュとサブフレームの間に隙間が生じている事が確認出来ます。

本当ならば、この場所に隙間があってはいけないという事が正しい状態です。

リフトアップして、下廻りを確認します。

なんとなーくココが怪しいぞ。。という箇所に工具をかけて見るとやっぱり!緩んでいました。
その他の箇所も、この際なので全て増し締めを行います。
増し締め前に、主となるボルトにマーキングをしてみました。

青いラインがズレた分、締め付けを行えたという意味です。

締まる締まる。どれもこれも、とても重要な箇所のボルトですので原因が分かって良かったです。


増し締めの施工し甲斐のある下廻りでした。
これだけ多数のボルトが緩んでいましたので、4輪アライメントの狂いも生じています。
狂いと言うよりは、常時動いていたので狂いでは無いですね。
しっかりと増し締めを行い、アライメント作業を行います。
Written by Hashimoto

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