147はタイミングベルトの交換作業
施工作業が山積みの147TSです。
こちらの147は、エンジンの不始動でレッカーでご入庫となっております。
原因は燃料ポンプの不動でして、交換後はエンジンが始動する様になったものの「カンッ!カンッ!カンッ!」と打音の様な音が激しく響き渡っていました。
数年間の不動経緯がありましたので、クランクメタルの不具合が頭をよぎりました。
音の発生箇所は、タイミングベルト関連の部品のひとつ「バランスシャフトベルト・テンショナ」でした。
稀に音を出す事がある部位ですが、今回ほどの打音は初めてでした。
この頃のアルファロメオは、SSTの出来が良くて作業性が良い事が特徴です。
カムカバーを開け、1番シリンダのピストン位置を検出し、その際のカムシャフト インテーク・エキゾースト それぞれに専用のカムロックを取り付けます。
SSTを使えば、間違い様の無い作業が可能です。(V6の場合はSSTが全てでは無いですけどね。)
タイミングベルト・テンショナ・ウォータポンプ・バランスシャフトベルト・テンショナそれぞれを交換します。
既に装着済であったのが、当社のオリジナルクランクプーリです。
美しいプーリのデザインですが、汚れていましたので綺麗に洗浄し取り付けます。
こちらの製品は、当社のオリジナルパーツのひとつです。
当時は様々なメーカーやお店が、アルファ147や156のパーツをリリースしていました。
今となっては生産終了しているパーツも多いですが、こちらのSessAアルミクランク・プーリーは現在も現役で製品としてラインナップしています。
お次はブレーキ関連の作業と、サスペンションの組み付けを続けて行きます。
Written by Hashimoto