ブレーキローターの振れ修正
アルピーヌA110
ホワイトボディのアルピーヌA110は、制動時の違和感修理の為に整備依頼での入庫です。明らかにブレーキローターの振れによる不具合の様です。動力性能・コーナリング性能はピカイチの車両だけに、ブレーキの不安を解消して思う存分ドライビングを愉しんで頂きたい所です。経験だけでブレーキローターの不具合と判断しておりましたが、正確な状況を把握する為、ブレーキテスターにて振れ箇所の点検から始めます。
リヤブレーキローターは良好ですが、フロントブレーキローター左右共に振れが確認出来ました。ペダル踏力を軽めに当てた際、グラフの上下の乱れがブレーキローターの歪みを意味します。
ブレーキローターの焼き色やブレーキパッドの状況からも、熱の上昇が激しかった様子が伺えます。今回のブレーキメンテナンスはフロントブレーキローターの研磨・ブレーキパッド交換・ブレーキオイルの交換。予定通りの作業となりました。
研磨したブレーキローター装着前にハブ廻りの防錆も行い、ブレーキローターの振れの原因になる要因を排除します。ブレーキオイル圧送機にてブレーキオイルの交換を行い、整備完成後のブレーキテストを行い回復具合を確認します。