デルタ16V 魅力が深すぎます
タイヤ交換と各部点検にてお預かり


ランチア デルタ 16V  言葉無しに格好良さを放っています。
エヴォのワイド&モールレスな格好良さも良いですが、16Vの深みのある格好良さはこのところ世界的に注目を集めている様です。

車のデザインや色の塗り分け方が、80年代らしさを表現していて フェラーリの308や328にも通ずる要素があると思います。
前開きのボンネットや、この似たものが無いフロントサイドビューは色あせない魅力を放っています。

ホイールも最高ですね。往年のラリーレーシングです。このホイールは、程度の良く無かった物を当社で復元した物です。
主張感が凄いデザインですが、唯一無二です。探している方も多いのでは無いでしょうか。

タイヤが非常に古くなり、静粛性もグリップ力も失ってしまっていました。
今までは205サイズのタイヤを装着されていましたが、今回は195サイズへと戻し、ミシュラン・パイロットスポーツ3にて新調しました。

転がりの印象が非常に良くなり、当たりがマイルドに。乗ればその違いに驚くほどでした。タイヤは鮮度が命ですね。
以前にエナペタル製のダンパーに変更していますが、これでようやくサスペンションの完成となります。

エンジン廻りの気になる箇所の点検と調整も合わせて行いました。

今回のデルタにお乗りのお客様は、新車からワンオーナーでして、30年以上デルタ愛を切らした事の無いオーナーです。
もっともっとデルタを良くしたい!そんな思いが強く伝わります。エンジンのオーバーホールを含めて、大掛かりな作業を10年以上前にお任せ頂き、それ以来何が起きてもご相談を頂ける良い関係を続けさせて頂いています。

整備性が悪い事で有名なデルタのエンジンルームですが、限られたお客様の車輌のみ現在は手掛けさせて頂いています。
この様な車輌をじっくりを腰を据えて、作業に取り組む環境が整えば良いのですが、今現在の当社ではご新規様のデルタを受け入れる事は難しく、永年のお付き合いをさせて頂いているお車に限ってメンテナンスをお任せ頂いています。

Written by Hashimoto

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