ステージ3メンテナンスの完了
ツインエアーは快調・ごきげんに!


車検整備と合わせてステージ3メンテナンスを進めていた ツインエアー 500Sです。
仕上げ作業として、試運転や各部の最終点検を行っています。

エアクリーナの点検を行う中で、少し気になる事がありました。ツインエアーのエアクリーナは、エンジン上部に装着されています。エンジンカバー兼エアクリーナケースという構造です。薄いボックス構造なので、吸い口とエレメントの位置関係によっては吸気通路を塞いでしまう様です。エアーの吸い口を塞ぐと、スムーズに吸気が出来ず、高出力が必要な際の吸入空気量を確保出来なくなります。洗浄式エレメントの場合は縁ゴムの面積が大きく、それにより経路を塞いでしまうのでは無いか?と考えました。

試しにペーパー式の純正形状品に変更してみます。ペーパー式ならば縁のゴム面積は小さく、経路の妨げにはならないのでは?と判断した結果です。
当社のスタッフによる発見でした。「良い所見てるじゃんっ!」と嬉しい気持ちになりました。

作業前後の出力特性も良い結果が残せました。以前より段階を追ったメンテナンスを続けてきた結果が、良い形で現れて良かったです。

シャーシダイナモは測定可能な場合と、不可能な場合と混在します。特に最近では電子デバイスが豊富で、アナログダイナモを回せない車輌も増えて来ました。
また、社内の問題ですが工場の問題を含めて状況次第では測定を行えない場合もございます。
状況が落ち着きましたが、1ヶ月続いた工場内の工事期間中は、ダイナモ測定を行えない状況でした。

当社のシャーシダイナモはクラシックボッシュ機ですので、メンテナンスを行いながら大切に使用しています。
出来る限り永く現役で働いてくれると良いのですが、お客様にご迷惑をお掛けする場合があると言う事をお伝えしておきます。
Written by Hashimoto

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