アバルト500はタイミングベルト交換
サーモスタットが危なかったです
メンテナンスでお預かり中のアバルト500は、タイミングベルト交換と合わせてこの機会に施工可能な事を進めています。
ベルトの状態は細かなひび割れが発生し、虎柄の目もクッキリと確認出来る状態になっていました。施工時期としては非常に良いタイミングでした。
タイミングベルトの様な定期的に交換が必要となる箇所については、お客様ご自身で交換時期を把握されている場合と、そうでない場合とがあります。
輸入車の場合の適正交換時期は、おおよそ4万キロ~5万キロを推奨しています。国産の場合ですと10万キロが目安とされている事が多い様ですね。
最適な交換時期を把握し、ご相談下さい。
タイミングベルトと合わせて行う、定番作業はウォーターポンプの交換ですね。現代では同時交換が当たり前ですが、20年程前はそうでも無かったのですよね。ユーザーがウォータポンプの交換を依頼しなければ未交換でタイミングベルトのみを交換する。といった事もよく見受けられました。
いつもは上側から写真を撮影しますが、普段はあまり見ない「マウントの裏側」を撮影しました。向かって左が取り外したマウント。右側は新品のマウントです。よく潰れているのが確認出来ます。
新車から初となる、サーモスタットの交換も行いました。未交換かどうかを見分けるポイントとしては、ホースバンドの形状が目安になります。純正のホースバンドは増し締めの出来ない使い切りタイプですので、この部分が変更されている場合はサーモスタットが交換済である事は多いです。
取り外したサーモスタットと、新品の部品です。樹脂製のホース接続部は部品の取り外しの際にいとも簡単に割れてしまいました。走行中に水漏れが起きてトラブルに至らなくて良かったです。
こちらのアバルトにお乗りのお客様は、先日に前後のMCBのご装着を頂いています。
私たちがお伝えしているインプレッション以外に、直進安定性が非常に良くなった。とのお言葉を頂いています。
普段から乗り慣れている車輌において、頂けるご意見はとても参考になります。ありがとうございます。
Written by Hashimoto