ルーテシア3RS RF4C トータルメンテナンス
フロントブレーキメンテナンス


ブレンボキャリパーのメンテナンスと合わせて、フロントブレーキ・ディスクロータを交換しました。
ルーテシア3RSは、無塗装のブレーキキャリパの為に融雪材散布地域での使用過程が永い場合は要注意です。ブレーキキャリパーに挿入するパッドを固定するためのピン(ロックピン)がスチール素材のために錆を誘発し、アルミのキャリパーに対して固着する事態が発生します。

以下は清掃後のパーツ一式と、清掃前の同じパーツです。中央の金属シャフトが、先程のロックピンでして、随分と黒ずみが確認できます。シャフト先端の形状が潰れているのは、おそらく過去に固着していたのでしょう。ポンチで叩いて抜く際に、大きな力が必要となると先端形状が潰れてしまいます。ブレーキパッドのスリット部にはダストが盛大に詰まってしまっていました。パッド表面のスリットはブレーキ制動時に発するガス成分を排出する為に有効な役割を担う為、交換以外で取り外した際は清掃を心掛けています。

ブレーキの機械的作用部分をメンテナンスし、ディスクロータを新調しました。無塗装キャリパー表面の酸化からの汚れの凝着は拭うことが出来ませんが、機会があればオーバーホールと合わせて化粧直しのためにペイントするのも今後の楽しみですね。


サスペンション関連の際に、画像を撮り忘れましたがリジッドメンバーも組み付けを完了しています。

各部がリファインされ、新車時以上の性能を期待出来る状態になってきました。
引き続き作業を進めます。
Written by Hashimoto

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